ハードディスク(HDD)の買取り

パソコンに内蔵されているハードディスク(HDD)を買い取ります。
ハードディスク(HDD)は、パソコンのデータを保存・記憶するパソコンパーツ(部品)で、 ほとんどのパソコンに搭載されています。
➡ 古いパソコンには、ハードディスク(HDD)が搭載されていないものもあります。
➡ 最近は、ハードディスク(HDD)に代わり、SSDが搭載されているものもあります。
弊社がハードディスク(HDD)を買い取るのは、 ハードディスク(HDD)の基板に含まれている希少金属(金・銀・パラジウム等)や、 磁石として使われているネオジム磁石のネオジムを再利用する「金属リサイクル」が目的ですから、 壊れたハードディスク(HDD)でも、構成部品が抜き取られていなければ買い取ることができます。
なお、データ漏洩防止のため、廃棄時にハードディスク(HDD)に穴を開ける方もおられますが、 そのような穴あきハードディスク(HDD)も買取可能です。
先述のように、製品としては使わず、金属リサイクル用途ですから、 穴を空けて使用不可にすることは問題ないのです。

ハードディスク(HDD)を買い取ります
ハードディスク(HDD)を買い取ります

ハードディスク(HDD)は大量に入荷します
ハードディスク(HDD)は大量に入荷します

ハードディスク(HDD)は、フレコン1袋に700-800kgも入ります
ハードディスク(HDD)は、フレコン1袋に700-800kgも入ります

しかし、基板やネオジム磁石が抜き取られているものは、ハードディスク(HDD)として買い取ることができません。

ハードディスク(HDD)の構造

アルミニウムでできたケース(容器)の中に、データを記録する円盤(ディスク)と、それを回転させるモーター、 そして円盤(ディスク)に対しデータを読み書きするヘッドが入っています。
先述したネオジム磁石は、ヘッドの端(ヘッド先端の反対側)周辺に使われています。
実際に、ハードディスク(HDD)を分解してみましょう。
ハードディスク(HDD)の分解には、星形(トルクス)ドライバーが必要になることがあります。 また、ネジがラベルやシールの裏に隠れていることがありますので、ネジの位置をよく調べましょう。

トルクスドライバーで分解
トルクスドライバーで分解

上面カバーが開いた
上面カバーが開いた

ヘッド部分
ヘッド部分

ヘッドの反対側にネオジム磁石があります
ヘッドの反対側にネオジム磁石があります

ネオジム磁石(左右の金属片の中央凸部分)
ネオジム磁石(左右金属片の中央凸部分)

取り出したディスク
取り出したディスク

ディスクを回転させるモーター
ディスクを回転させるモーター

モーターとアルミニウムケース
モーターとアルミニウムケース

ハードディスク(HDD)の裏面には基板があり、 読み書きを制御するチップやメモリー、電源を接続する電源ソケット、 データのやり取りのためにマザーボードとつなぐインターフェイスがあります。

ハードディスク(HDD)裏面の基板
ハードディスク(HDD)裏面の基板

基板を取り外したところ
基板を取り外したところ

古いハードディスク(HDD)も新しいハードディスク(HDD)も、 デスクトップ用もノートパソコン用も、基本構造はほぼ同じです。

ハードディスク(HDD)分解後
ハードディスク(HDD)分解後

なお、分解したハードディスク(HDD)は、ホコリが入ってしまい、もう使用することはできません。
記録密度が高く非常に微細なので、少しのホコリでも使用不可能となります。 分解するのであれば、不要になったハードディスク(HDD)で行いましょう。

ハードディスク(HDD)の種類

まず、ハードディスク(HDD)の大きさがいくつかあります。 一例を挙げると...

➡ 5.25インチ
➡ 3.5インチ
➡ 2.5インチ
➡ 1.8インチ

厚みは様々です。

5.25インチ、3.5インチ、2.5インチ
5.25インチ、3.5インチ、2.5インチ

大きい方が、ディスクを大きくできるため記憶容量は増やせますが、場所を取りますので好ましくありません。 現在は、記録密度が上がっていますので、小さいハードディスク(HDD)でも大きな容量とできます。
そのような理由から、5.25インチのハードディスク(HDD)は消滅しました。
現在、一般に使われているのは、デスクトップパソコンには3.5インチのもの、 ノートパソコンには2.5インチのものです。

3.5インチ、2.5インチ
3.5インチ、2.5インチ

次に、マザーボードとつなぐインターフェイスの種類があります。 一例を挙げると...
➡ ESDI
➡ SCSI(「スカジー」と読む)
➡ IDE
➡ SATA
➡ SAS

SCSI(複数種あり)
SCSI(複数種あり)

IDE(3.5インチ)
IDE(3.5インチ)

IDE(2.5インチ)
IDE(2.5インチ)

SATA(3.5インチ)
SATA(3.5インチ)

SATA(2.5インチ) ← SATA(3.5インチ)同じ形状
SATA(2.5インチ) ← SATA(3.5インチ)同じ形状

ESDIは古く、先述した5.25インチの頃に使われていました。
SCSIは、昔のサーバー用途に使われていました。
普及機にはIDEが使われていましたが、速度が頭打ちになったことから、現在ではSATAに置き換わりました。
SASはサーバー用途に使用されています。
なお、SATAやSASはケーブルがスリムなので、パソコン内部の空気の流れを妨げることもありません。

金属屑としてハードディスク(HDD)

基板に希少金属が含まれているのですが、時代が変わるにつれ、基板の質が変わってきています。

具体的には
➡ 基板が小さくなった
➡ 基板に使われる希少金属の量が少なくなった
があります。

3.5インチのハードディスク(HDD)の基板の大きさを見てみましょう。

全面が基板!(古いSCSIハードディスク)
全面が基板!(古いSCSIハードディスク)

左上がなくなった!(古いSCSIハードディスク)
左上がなくなった!(古いSCSIハードディスク)

左上に加え、右上もなくなった!(古いIDEハードディスク)
左上に加え、右上もなくなった!(古いIDEハードディスク)

「ナナメ切り」で基板が小さく!(古いSCSIハードディスク)
「ナナメ切り」で基板が小さく!(古いSCSIハードディスク)

間違いない!小さくなっている!(古いIDEハードディスク)
間違いない!小さくなっている!(古いIDEハードディスク)

基板の面積が55%程度に!(SCSIハードディスク)
基板の面積が55%程度に!(SCSIハードディスク)

え?(SATAハードディスク)
え?(SATAハードディスク)

小さい基板でかつ希少金属をあまり使わずに質の高い製品を製造できるのは、 技術の発達によるもので歓迎すべきことなのですが(イイものが安く手に入る)、 金属スクラップという見方をすると、歓迎すべきことではなくなってしまいます。
基板に使われる希少金属の量が少なくなった件についてはマザーボードも同じ傾向にあります。

SSDの台頭

ハードディスク(HDD)に比べ速度が圧倒的に速いSSD(Solid State Drive)が普及してきています。
SSDはハードディスク(HDD)に比べ容量が小さいことから、全てがSSDに置き換わる状況にはありませんが、 SSDの大容量化と製造コストが低下してくると、何れはハードディスク(HDD)に完全に置き換わってしまうかもしれません。

ハードディスク(HDD)図鑑

弊社はハードディスク(HDD)を大量に扱っているため、 現場を歩いていると、様々なハードディスク(HDD)が見つかります。
その一部を、以下に掲載します。
製造年を記しておきますので、先述した時代による基板の変化の参考にしてください、 と言いたいところですが、それには掲載数が不足していますので、徐々に追加していきます。

富士通 5.25インチ 360GB ESDI 1989年

富士通 5.25インチ 360GB ESDI 1989年
富士通 M2249E 5.25インチ 306MB ESDI 1989年

Conner CP30170E 3.5インチ 170MB SCSI-2 1994年

Conner CP30170E 3.5インチ 170MB SCSI-2 1994年
Conner CP30170E 3.5インチ 170MB SCSI-2 1994年

富士通 M2616ESA 3.5インチ 105MB SCSI-1 1991年

富士通 M2616ESA 3.5インチ 105MB SCSI-1 1991年
富士通 M2616ESA 3.5インチ 105MB SCSI-1 1991年

富士通 M2614ES 3.5インチ 182MB SCSI-1 1991年

富士通 M2614ES 3.5インチ 182MB SCSI-1 1991年
富士通 M2614ES 3.5インチ(厚) 182MB SCSI-1 1991年

Quantum TX04AT 5.25インチ 4GB IDE 1998年

Quantum TX04AT 5.25インチ 4GB IDE 1998年
Quantum TX04AT 5.25インチ 4GB IDE 1998年

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